sensei-h’s blog

学校の先生におすすめの本&名言100

④人を奮い立たせるリーダーの力 著:平尾 誠二

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人を奮い立たせるリーダーの力

主体性をもった個人がつくっていくのがチームだ

個人の主体性よりもチームの協調性が重視される日本

このスタイルには、もう限界がきている。

チームワークを協調性だけで成り立たせようとすれば、出る杭は打たれる。

そうなると、隣の人を見ながら自分のポジションを決めていくことになる。

わたしは、主体性をもった個人がつくっていくのがチームだと考える。

だから、チームは日一日と進歩する。

チームの各セクションが主体性をもっているからこそ、

柔軟性のある対処・対応能力がついてくるのだ。

 

 

平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力

平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力

  • 発売日: 2017/04/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③利他の教育実践哲学ー魂の教師塾ー 著:野口 芳宏

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教育の究極の目標は一人ひとりの人間を幸せにす ること

人は例外なく「幸福」を求めて生きているが、幸福になる為には、「利己的」な生き方をする方が得だ、と考えがちではないか。だが、それはじつに大きな誤認である。自己中心的に生きた人の末路が幸せだった例が身近にあるだろうか。利己的な生き方によって、ある時期は健康や地位や名誉や金銭に多少は恵まれたかもしれない。だが、それは果たして真の幸福な人生と言い得るのか。そうではあるまい。

 

「幸福」の正体とは、一体何か。それは「誰からも大切にされる事」だ。いかなる境遇に立ち至ったにしても、取り巻く人々の誰からも心から愛されているならば、その人の日々は幸福だと言ってよいだろう。幸福の正体とはこれである。

 

教育の究極の目標は一人ひとりの人間を幸せにすることなのだ。その為に最も肝心なことは、一人ひとりの「良き人生観の確立」をすることである。

 

良き人生観の持ち主は必ず幸せな人生を送ることができる。それは疑う余地のない心理である。

 

 

利他の教育実践哲学 ―魂の教師塾― (教育単行本)

利他の教育実践哲学 ―魂の教師塾― (教育単行本)

  • 作者:野口 芳宏
  • 発売日: 2010/07/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

②「ふつうの子」なんて、どこにもいない 著:木村 泰子

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    みんなが変われなくても、

 気づいた人間が一人でも変わればいい。

 

P5~

 人って、見えるところしかみないんです。

 私はそんなのへっちゃらですよ。

 でも、感受性の豊かな、繊細な心を持った子どもはそれで傷つけられる。

 

     でもね、

 

    見えないところを見る大人が、

   一人でも増えたら、

   消えてしまおうとか、

   自尊感情をズタズタにされる子どもが

   少しでも減るでしょ。

  

  みんなが変われなくても、

 気づいた人間が一人でも変わればいい。

 

「ふつうの子」なんて、どこにもいない

「ふつうの子」なんて、どこにもいない

  • 作者:木村 泰子
  • 発売日: 2019/07/17
  • メディア: 単行本
 

 


   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①「優劣のかなたにー大村はま60のことばー」 著:苅谷 夏子

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優劣のかなたにー大村はま60のことばー

学びひたり、教えひたる

優劣のかなたに  作:大村はま

 

優か劣か

そんなことが話題になる、

そんなすきまのない

つきつめた姿。

持てるものを

持たせられたものを

出し切り

生かし切っている

そんな姿こそ。

 

優か劣か、

自分はいわゆるできる子なのか

できない子なのか、

そんなことを、

教師も子どもも

しばし忘れて、

学びひたり

教えひたっている、

そんな世界を

見つめてきた。

 

学びひたり

教えひたる、

それは  優劣のかなた。

ほんとうに 持っているもの

授かっているものを出し切って、

打ち込んで学ぶ。

優劣を論じあい

気にしあう世界ではない、

優劣を忘れて

ひたすらな心で、ひたすらに励む。

 

今は、できるできないを

気にしすぎて、

持っているものが

出し切れていないのではないか。

授かっているものが

生かし切れていないのではないか。

 

成績をつけなければ、

合格者をきめなければ、

それはそうだとしても、

それだけの世界。

教師も子どもも

優劣のなかで

あえいでいる。

 

学びひたり

教えひたろう

優劣のかなたで。

 

優劣のかなたに―大村はま60のことば

優劣のかなたに―大村はま60のことば

  • 作者:苅谷 夏子
  • 発売日: 2007/03/01
  • メディア: 単行本