sensei-h’s blog

学校の先生におすすめの本&名言100

①「優劣のかなたにー大村はま60のことばー」 著:苅谷 夏子

f:id:sensei-h:20210515154013j:plain

優劣のかなたにー大村はま60のことばー

学びひたり、教えひたる

優劣のかなたに  作:大村はま

 

優か劣か

そんなことが話題になる、

そんなすきまのない

つきつめた姿。

持てるものを

持たせられたものを

出し切り

生かし切っている

そんな姿こそ。

 

優か劣か、

自分はいわゆるできる子なのか

できない子なのか、

そんなことを、

教師も子どもも

しばし忘れて、

学びひたり

教えひたっている、

そんな世界を

見つめてきた。

 

学びひたり

教えひたる、

それは  優劣のかなた。

ほんとうに 持っているもの

授かっているものを出し切って、

打ち込んで学ぶ。

優劣を論じあい

気にしあう世界ではない、

優劣を忘れて

ひたすらな心で、ひたすらに励む。

 

今は、できるできないを

気にしすぎて、

持っているものが

出し切れていないのではないか。

授かっているものが

生かし切れていないのではないか。

 

成績をつけなければ、

合格者をきめなければ、

それはそうだとしても、

それだけの世界。

教師も子どもも

優劣のなかで

あえいでいる。

 

学びひたり

教えひたろう

優劣のかなたで。

 

優劣のかなたに―大村はま60のことば

優劣のかなたに―大村はま60のことば

  • 作者:苅谷 夏子
  • 発売日: 2007/03/01
  • メディア: 単行本